給食 乳もアレルギー対応 苫小牧市教育委員会 来年度から代替食

苫小牧市教育委員会(市教委)は、小中学校に提供している学校給食のアレルギー対応食について、現在の卵に加え、来年度から乳も対象とすることを決めた。

保護者から対象品目の拡大を求める声が上がっていたことなどを受け、昨年10月、市教委が小中学校の保護者約1万人を対象にアレルギー調査を実施。元々学校給食に含まれない魚卵やそばを除き、卵(192人)の次に多かった乳(80人)の追加を決めた。アレルギーを持つ児童生徒には代替食が提供される。

市教委は、現在卵と乳にアレルギーを持つ児童生徒は約300人と想定しているが、卵アレルギーでも約半数の児童生徒が通常食を問題なく食べられているといい、今後保護者への聞き取りを進める。

現在改築工事中の第2学校給食共同調理場は9月に工事が終了する予定で、来年度からは第1学校給食共同調理場と合わせて、現在の3倍に当たる最大計150食程度のアレルギー対応食が提供可能となる。対応食用の食器に色を付けるなど誤食を防ぐ工夫も施す予定で、市教委は「子どもたちが安心して給食を食べられる環境を整えたい」(学校給食共同調理場)としている。(木村みなみ)

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