スクールランチ 賛否は 様似町教育委員会 保護者の意向調査へ

【様似】町教育委員会は4月30日の町議会社会文教常任委員会で、学校給食導入までの措置として事業者から弁当などを届けてもらう「様似型スクールランチ」事業について保護者の意向を問うアンケートの概要を説明した。3月の定例町議会で導入の是非を巡る議論が紛糾、町側が意向調査を行うことで理解を求めていたもの。5月末までに集計を終え、6月初めに本年度の事業実施を判断する。

スクールランチは、事業者がメニューを提示して各家庭の希望で利用、食材費相当分として1食250円程度を家庭が負担する仕組み。本年度一般会計予算に小学校780万円、中学校650万円を計上した。

アンケートは5月10日ごろ様似小、中学校の児童、生徒と認定こども園町立幼児センターに通う3~5歳児の保護者に送付。《1》スクールランチを利用したいか《2》週にどの程度の回数利用したいか《3》250円程度の負担をどう思うか―を聞く。利用しない場合は理由も記入してもらう。アンケート用紙には、協議を進めている事業者3社の現時点での提案概要、ランチのイメージ写真を掲載した資料も同封する。

町は反対の家庭が多数を占めれば本年度の導入を見送り、事業を再構築する考え。事業を行う場合、6月下旬にプロポーザル方式で事業者を選定、試食会や保護者への説明会を経て、8月中旬の夏休み明けから導入する。(松井伊勢生)

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