母子手帳アプリ導入 新ひだか町 子育て情報 機能幅広く

母子手帳アプリ「桜まっこ新ひだか」をPRする町職員

母子手帳アプリ「桜まっこ新ひだか」をPRする町職員

【新ひだか】町は本年度、妊娠から出産、子育てまで使える母子手帳アプリ「桜(おう)まっこ新ひだか」を導入した。コンテンツ配信会社エムティーアイ(東京)が開発したアプリ「母子(ぼし)モ」を土台にした新ひだか町版。出産や育児に関する基礎情報を確認できるなど幅広い機能があり、町は「子育ての隙間時間などに気軽に活用してほしい」と呼びかけている。

無料、既に76人登録

母子モの胆振・日高管内での導入は初めて。町は3月、保健師や歯科衛生士などの専門職が妊娠期から子育て期までの母親を切れ目なくサポートする総合相談窓口「町子育て世代包括支援センター」を開設。さらにきめ細やかなサービスを提供しようと、今月1日にアプリを導入した。

妊婦や中学生までの子どもがいる世帯が対象。スマートフォンやパソコンで氏名や生年月日、郵便番号などを登録すると無料で利用できる。

アプリは《1》妊娠中の体調や体重などを記録《2》予防接種や健康診断データを管理《3》子どもの成長を写真や文章とともに記録《4》離れた地域に暮らす家族と共有―など多彩な機能がある。さらに、町から妊娠・育児期に合った情報提供を受け、児童手当などの支援制度も確認することもできる。

町は、保育所や町役場にポスターを掲示し、チラシを配布するなどPRし、18日現在76人が登録した。町内の出産数はここ数年、年間130人前後で推移しており、対象人数は約2400人。町健康推進課子育て世代包括支援グループ主幹の中村香さん(52)は「将来的には多様なニーズを見極め、アプリのサービス拡充も検討したい」と話す。

登録は母子モのホームページ(https://www.mchh.jp)から。問い合わせは同課(電)0146・42・1287へ。(川崎博之)

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