言葉の発達 絵本、遊びで 釧路鶴野支援学校 聴覚相談室始まる

絵本の読み聞かせに合わせて笑顔で体を動かす親子ら

絵本の読み聞かせに合わせて笑顔で体を動かす親子ら

釧路鶴野支援学校で15日、耳の聞こえや言葉の発達に不安のある乳幼児を支援する相談室の開級式が行われた。釧路市や白糠町などから親子4組が参加し、絵本の読み聞かせや聴覚障害の疑似体験などを行った。

相談室は0~2歳児が対象。週1、2回のグループ活動や個別相談に親子で参加し、子どもに応じた支援や接し方についてアドバイスを受けることができる。

式では北嶋公博校長が「子どもや保護者に寄り添いながら、より良い発達を支えていきたい」とあいさつ。子どもたちはおもちゃで遊んだり、絵本の読み聞かせに合わせて元気よく体を動かしたりした。保護者向けの研修会では大きな音が流れるイヤホンを付けて伝言ゲームを行い、聴覚障害を疑似体験した。

昨年度から娘の詩(うた)ちゃん(1)と参加している白糠町の山本亜季子さん(38)は「教室に通うことで子どもとの関わり方を勉強でき、子どもも返事ができるようになるなど成長が見られる」と話していた。

同相談室では参加者を募集中。問い合わせは同相談室(電)0154・57・9011へ。(服部貴子)

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