ところ認定こども園始動 市立初 受け入れ0歳まで拡充

ところ認定こども園のホールで遊ぶ子どもたち

ところ認定こども園のホールで遊ぶ子どもたち

北見市常呂町の常呂保育園が1日、認定こども園に移行した。名称は「ところ認定こども園」。常呂自治区内にあるかもめ保育所を統合し、0歳児の受け入れも開始した。市立の認定こども園は初めて。

常呂自治区内にはこれまで0歳児を受け入れる保育施設がなく、保護者が要望していた。定員は1~5歳児の計60人から0~5歳児の計80人とし、正職員の定数も2人増やして8人とした。1日時点での園児数は74人。6、7月に入園を希望する0歳児も2人いるという。

認定こども園は、従来の保育所の役割に加え、幼稚園の機能も備える。これまで親が共働きではないなどの理由で保育所では受け入れていなかった3歳~5歳の子どもも、利用できるようになった。

市によると、近年は預けられる子どもの年齢が低くなっており、0歳からの保育ニーズも高まっている。小笠原拓恵園長は「責任を持って保育をしていきたい」と話す。

常呂保育園は建物が老朽化していたことから、認定こども園となるのを前に現在地に新築移転し、昨年10月から新たな建物を利用している。子育て相談センターも併設している。今後は常呂自治区内の錦水保育所も統合する予定。(先川ひとみ)

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