札幌のホテルに企業型保育所 ほくやく・竹山が開設

ホテルエミシア札幌内に開業した保育所(マルベリー提供)

医療総合卸道内最大手ほくやく・竹山ホールディングス(札幌)の子会社マルベリー(同)は、札幌市厚別区のホテルエミシア札幌内に企業主導型保育所「新さっぽろくわのみ保育園」を開設した。地域住民らの利用も想定している。住民が利用できるホテル内の保育所は札幌では初めて。

ホテルの1階で営業していたレストラン跡(約200平方メートル)を転用する。時間は原則午前8時~午後9時だが、将来的には契約企業の従業員向けの24時間保育とする。定員は45人で、うち10人を住民向けの「地域枠」として設定した。7日時点で枠にはまだ空きがあるという。

保育所はホテル側が2014年に開業した頃から誘致。JR新札幌駅周辺で再開発事業が進んでいることで事業所が増え、需要が見込まれることから今回の開設につながった。ホテルの宿泊客向けの保育サービスは現時点では検討していない。

マルベリーの担当者は「24時間開いているホテル内の立地という安心感を強みとして保護者らにアピールしたい」と話している。(堀田昭一)

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