不登校の子 生き生き 北見の「マサオハウス」開設1年 「面白いこといっぱいあって好き」
主に不登校の子どもたちが利用する北見市美芳町4のフリースペース「MASAO HOUSE(マサオハウス)」が、オープンから1年を迎えた。子どもの居場所や保護者の交流の場として、市内だけでなくオホーツク管内の各地から多くの人が足を運んでいる。
市内で保育士として勤務する松原正彦さん(44)が昨年2月にオープンした。2階建ての元自宅を開放し、毎月第3日曜日に科学実験や料理を楽しむ「家族イベント」を開くほか、今年1月からは毎週水曜にも利用者を受け入れている。
子どもたちは好きな時間に来て、ゲームや読書など思い思いに過ごす。これまでの利用は延べ80人に上り、網走市や美幌、湧別、佐呂間各町からも訪れる。
2月21日の家族イベントには、小学生から高校生までの子どもと保護者の計18人が参加した。湧別町の小学1年の児童は「ここは面白いことがいっぱいあって好き」と話し、母親(42)も「子どもは新しい友達ができて、いろいろ吸収できている」と見守る。
好調な利用を受け、松原さんは来春から開放日を週3日に増やしたい考えだ。現在ボランティアスタッフを募集しており、「子どもたちが安心して生き生きと過ごせる場となるよう、地域の人たちと力を合わせていきたい」と話している。
家族イベント、水曜開放とも午前10時~午後3時、利用料は500円。問い合わせは松原さんの電子メール(barao19761101@gmail.com)へ。(本田みなみ)
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