冬も安心2階建て遊具 ニセコ町、旧でんぷん工場内に

【ニセコ】町はニセコ駅前のニセコ中央倉庫群にある旧でんぷん工場内に、子ども向けの2階建て遊具を設置し、8日から利用を始めた。5年前、旧でんぷん工場が改装するときに、余剰となり保存していた梁(はり)や床などの木の素材を使って作ったのが特徴。冬に子どもが遊べる屋内施設として、家族での利用を呼びかけている。

遊具は旧でんぷん工場を耐震補強するときに、鉄骨を入れたため、不要になった木の梁材を組み立てて作った。縦2.4メートル、横3メートル、高さ3.5メートルの大きさ。かつて、でんぷん工場で使っていた「ふるい」を二つに割って、絵本を置く本棚を作ったほか、1階と2階をつなぐらせん階段に利用した。

床材にはでんぷん工場で使っていた素材だけでなく、道南スギなどの新しい素材も使っている。

2階には特別な遊具は置かず、館長の奥田啓太さんは「子どもたちに『秘密基地』のように使ってほしい」と呼びかけている。

制作費は約300万円。今月末には別に丸太状の遊具を置くほか、人気があれば、将来の拡張にもつなげたいとしている。(宇野沢晋一郎)

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