プラネタリウムで宇宙体感を 釧路市こども遊学館が新番組
釧路市こども遊学館(幸町10)は5日、同館プラネタリウムで新番組を始めた。担当職員が脚本を手がけ、ナレーションは釧路演劇協議会が協力した。昨年6月にデジタル投影機を導入したリニューアルオープン後、初の一般向け自作番組となった。
重力と宇宙 分かりやすく解説
新番組「重力で見る宇宙」は小学生以上を対象にしており、約23分間。アインシュタインの相対性理論を基に、ブラックホールや重力波など宇宙で見られる現象の数々を美しい映像で表現。太陽系の惑星同士が引き合う現象や、釧路のマチに降る雨などを通じて、重力について分かりやすく解説している。
同館は2005年の開館以来、番組の自作を続けている。リニューアルオープン後の自作番組は、幼児・家族向けの「ハロットの宇宙なぞとき大冒険」に続く2作目。A4判で約7ページに及ぶ脚本を手掛けた同館天文担当の矢嶋耕治さんは「新しいデジタル投影機で表現の幅が広がった。普段は目に見えにくい現象をプラネタリウムの番組で楽しんでほしい」と話す。
「重力で見る宇宙」の上映は平日が午後1時半、土日祝日が午後4時。月曜休館。料金は展示室の観覧料とセットで大人980円、高校生380円、小中学生220円。問い合わせは同館(電)0154・32・0122へ。(相川康暁)
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