35人学級24年度までに 道内公立小、国より前倒し

小玉俊宏道教育長は4日の道議会代表質問で、札幌市を除く全道の公立小学校の全学年で、2024年度までに1学級当たりの定員を35人以下とする少人数学級導入を完了させる方針を明らかにした。国は25年度までに全国で実施するとしているが、道内は既に導入が進んでいることから1年前倒しする。

北海道教育委員会は35人以下の少人数学級について、小学1、2年生は12年度までに導入済み。19年度に3、4年生も対象とする方針を決め、20年度は3年生の一部で導入している。21年度には3年生の全校、22年度に4年生、23年度に5年生で導入を終え、24年度に6年生を完了させる方針だ。

道内は少子化の影響で既に1学級35人以下になっている小学校も多く、少人数学級の拡大で増える学級数は各学年で70程度とみられる。小玉教育長は「少人数の良さを生かし、質の高い教育活動が行われるよう支援する」と述べた。(斉藤千絵)

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