• 減る小学校スケートリンク 北見、12校が4校に

    北見・豊地小に造られたリンクでスケートを楽しむ児童たち
    北見市内で、校庭に水をまいて自前のスケートリンクを造る小学校が減少している。12校が造った2012年度以降、減少が続き、本年度は豊地小、東相内小、美山小、川沿小の4校のみに。新年度からの造成中止を検討している小学校もあり、子どもたちが学校でスケートを楽しむ風景は、さらに減りそうだ。

    造成担い手不足 市教委「代替施設活用を」

    1月18日に豊地小で行われた毎年恒例のリンク開き。同校では保護者や地域住民が昨年11月から校庭を平らにする作業を始め、1月上旬から降った雪を踏み固めて氷造りを開始。夜間から早朝にかけ3~4人が交代で水をまき、10日間ほどで厚さ約5センチの氷に仕上げ、1周140メートルのリンクを完成させた。PTA会長の武田正さん(47)は子どもたちが滑る様子に目を細めながら「来年も続けていきたい」と話した。

    市内でリンクを造っている小学校は年々減少し、19年度は3校にまで減った。児童の父親らでつくる「おやじの会」がリンク造りを担ってきた美山小も、21年度以降の造成中止を検討している。理由はリンクの補修を行う教職員の負担軽減。利用期間中は朝と夜1日2回の水まきや、ひび割れた氷を直す作業を行っているが、教職員の「働き方改革」を考える中で中止を検討しているという。

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    同校は今後、北見市民スケートリンクの活用のほか、アルゴグラフィックス北見カーリングホールでのカーリング授業を取り入れたい考えで、相馬一之教頭は「北見ならではの授業を行っていきたい」と話す。

    校庭にリンクを造成する小学校が減少していることについて、市教委学校教育課の担当者は「リンクを造るための人手が不足している。代替施設として、市民スケートリンクを活用してほしい」としている。

    北見スケート協会の横田征史理事長は「小学校にリンクを造るには労力やお金がかかり、減っていくのは仕方がない」と受け止める一方、「ただ、子どもたちがスケートを楽しめる場所が減っていくのはさみしい」と漏らした。(朝生樹)

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