夕張認定こども園完成 新年度開園 遊戯室にボルダリング用の壁

明るく広々とした空間が広がる「ゆうばり丘の上こども園」

明るく広々とした空間が広がる「ゆうばり丘の上こども園」

【夕張】新年度に開園する市の新しい認定こども園が旧清水沢小の敷地に完成し、12日に同所で、市から運営者である夕張保育協会への鍵の受け渡し式が行われた。

園の名称は「ゆうばり丘の上こども園」に決まった。厚谷司市長は「卒園後も寄ってみたいと思えるような施設になることを願う」とあいさつ。同協会の小網敏男理事長は「元気で楽しく、笑顔が絶えないこども園にしたい」と抱負を述べた。

同園は、市内の子供の数の減少などを背景に、同協会が運営する清陵保育園と市立ユーパロ幼稚園を統合する形で幼保連携型として開園する。定員は70人。

敷地は1ヘクタールで、建物は鉄筋コンクリート平屋1千平方メートル。屋外には自然の地形を利用した高さ5メートルの築山や外周60メートルのトラックがある。建物内は年代別の部屋に加え、遊戯室にはボルダリングとして遊べる壁や、遊び心を喚起する“秘密基地”のようなスペースを設けている。

総事業費は8億1千万円。このうち1億7千万円は、市内に工場を持つ漢方薬大手ツムラの企業版ふるさと納税を活用した。(志村直)

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