屋内遊戯施設を今春に着工　根室市　小学生以下向け、利用無料

【根室】市は今春から根室総合運動公園（西浜町1）で子ども向け屋内遊戯施設「ふるさと遊びの広場（仮称）」の建設工事を始める。昨年12月中旬に実施設計が完了した。2月5日に条件付き一般競争入札を行い、施工業者を決める。12月にオープンする予定だ。

施設は木造2階建ての吹き抜け構造で、延べ床面積914平方メートル。ネット型遊具やチューブスライダーなど4種の大型遊具を設け、屋外テラスや授乳室を整備する。

乳幼児や小学生向けで、無料で遊べる。利用は保護者同伴。市が管理運営し、開館時間などは今後決める。総合運動公園内の屋外遊具広場の隣に建設するため、完成すると、現在の築山はなくなる。

施設本体の建設費は約4億1300万円を予定。仮設工事などを含む総事業費は、ふるさと納税の寄付金を積み立てた基金を充てるほか、根室振興局が地域づくり総合交付金として1150万円を交付する。市は完成後の施設の維持管理費も基金でまかなう方針だ。（村上辰徳）