• 札幌市の待機児童299人 3年連続減、「潜在」も減少

    札幌市によると10月1日現在、国定義の市内の待機児童数は299人で、3年連続で前年同期を下回った。希望する認可保育施設に入れない「潜在的待機児童」も2102人と、直近5年間で初めて減少。市は保育所の定員拡充などの成果としている。ただ、保育の現場は人材不足に陥っており、今後も待機児童の改善を進めるためには、保育人材の確保が急務となる。

    市は毎年4月1日現在と10月1日現在の待機児童数を発表しており、今年4月1日現在の国定義の待機児童は3年連続ゼロ、潜在的待機児童は1869人だった。年度途中に育児休暇が終了して入園を希望する人などがいるため、10月はいずれも増える傾向がある。

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    10月1日現在の国定義の待機児童は前年同期比208人減。17年に直近5年で最多の946人となった以降は減少が続く。

    潜在的待機児童も、直近5年間で最多だった昨年2403人から301人減った。市は国定義、潜在的とも待機児童が減った要因について、少なくとも10年から毎年、市内保育所の定員を千人規模で増やしてきた効果とみる。

    ただ、市が今年2~3月、認可保育所や認定こども園など計565施設を対象とした調査で、保育士などの人材が「不足している」との回答が約3割。不足していると答えた施設のうち、9割以上が「求人募集を行っても人が集まらない」と答えた。

    10月1日現在の国定義の待機児童を年齢別にみると、0歳が最多の7割超。児童の年齢が低いほど、保育士1人で担当できる人数が少なくなるため、待機児童を改善するためにはより多くの保育士が必要とされる。市子ども未来局は「来年度もさらに千人規模の定員拡充を予定し、併せて保育人材の確保に向けた新たな事業を打ち出していきたい」と話している。

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