#21|保存食 「ついでに」作り負担軽減
2020/12/25写真提供/井澤綾華さん 「井澤綾華の働くママごはん」
空知管内栗山町で料理研究家として活躍する井澤綾華さんが、食をテーマにつづるコラム。北海道新聞朝刊「くらし(子育て)面」で毎月第4金曜日に連載中です。今年の雪はいきなり本気を出しましたね。わが家のある栗山町の阿野呂地区でも、まとまった雪がドカッと降りました。一日で朝、午前休憩、昼、午後休憩、仕事後、夜ご飯後の6回も除雪する日もありました。
タマネギやお花の苗を育てるハウスは一年中ビニールを張っているので、雪の重みでつぶれないように守るのも冬の間の仕事になります。人の背の2倍はある高さのハウスに積もった雪を専用の雪かきで人力で下ろします。雪かきが必要なハウスは6棟あり、長さは約100メートルで、大変な作業になります。
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冬がやってきたわが家の食卓に上がる野菜は、越冬できる野菜(タマネギ、ジャガイモ、キャベツ、ダイコン、ハクサイ)や、温度を12~14度に保っている倉庫で保存しているサツマイモやサトイモが多いです。
その他にも、冷凍や瓶詰め、漬物、乾燥などの自家製保存食を活用して、自家野菜や地元の果物を食べられる工夫をしており、これは半ば私の趣味にもなっています。今年はニシン漬けや飯寿司(いずし)にも初めて挑戦しています。
保存食は時間の貯金にもなります。未来の自分が忙しいときや、もう一品ほしいとき、買い物に行けないときのために、ある程度加工して保存してあげるのです。ちなみに保存食を作る際は、「たくさん作ろう」と気合を入れすぎると次のシーズンまで残ることもあるので、すぐに食べ切る分と「ついでに」保存する分を作るようにしました。ついでなら、作る負担にも食べるプレッシャーにもならず、保存食作りを楽しめます。
PROFILE
井澤綾華(いざわ・あやか)
管理栄養士。天使大(札幌)を卒業後、2016年に空知管内栗山町地域おこし協力隊員に。17年、町内で農家を営む孝宏さんと結婚、18年に長女乃々華ちゃんが誕生。19年に育児休業から仕事復帰した。フェイスブックで野菜のレシピなどを発信中。札幌市出身。
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