• 「発熱外来」石狩管内でもスタート 電話相談窓口混雑の恐れ

    新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、感染疑いのある発熱患者に検査や診療を行う「発熱外来」が2日、石狩管内でも始まった。札幌市や道は、発熱者には、かかりつけ医や電話相談窓口に電話をかけるよう呼び掛けるが、市は市内医療機関に発熱外来を行う医療機関を周知していない。市民が直接医療機関に出向いたり、電話相談窓口がパンクしたりするなどの混乱も予想される。


    発熱外来を請け負う医療機関は、発熱者と一般の患者を分けるため、入り口や待合所、診療時間帯を分けたりして対応する。札幌市内の発熱外来は約300カ所で、市民や市内に通勤・通学する人も対象。札幌市以外の石狩管内の市町村分は、道が精査中で現時点では詳細は不明という。

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    課題は、周知不足と、それによる医療機関と電話相談窓口の混乱だ。

    札幌市は、市医師会などとの調整不足から、市内医療機関に対し、発熱外来を請け負う医療機関の名称を伝えていない。このため、発熱外来ではない医療機関に発熱者が訪れた場合、この医療機関は発熱外来を紹介できない。発熱者は市の電話相談窓口(#7119)にあらためて電話して発熱外来を紹介してもらう必要がある。

    札幌市は新型コロナとインフルエンザの同時流行時には1日最大3500人の発熱者が出ると想定する一方、電話相談窓口の担当者は9人から18人に増員したのみ。担当者が1日に対応できる相談件数は900人分にとどまり、流行時には電話がつながらない可能性がある。

    札幌市が発熱外来の概要を公表したのは10月28日と開設の直前。市幹部は「電話相談窓口に電話が殺到し、直接医療機関を訪れる市民も多いだろう」と認める。市保健所は「まずは開設を急いだ。運用しながら体制を改善していきたい」としている。(袖山香織)

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