• 「道の駅とうべつ」横に開業 イチゴ農園、コロナ下で健闘 収穫体験も準備

    「北欧の風 道の駅とうべつ」横に建設されたイチゴ農園トゥベリーファーム。腰の高さに苗が並び、かがまずに収穫できる

    【当別】「北欧の風 道の駅とうべつ」横の敷地に今年開園したイチゴ農園が、新型コロナウイルス禍の中で奮闘している。当初計画していたイチゴ狩り体験は感染防止のため見送ったが、道の駅で販売するパックや加工品のドリンクは根強い人気を獲得している。同園は新型コロナの今後の状況を見ながら、早ければ今冬にもイチゴ狩りを始めたい考えで、準備を進めている。

    同園は当別の地名にかけて名付けた「to berry farm」(トゥベリーファーム)。昨年5月に町内に設立した農業法人かもけいアグリ(佐野亮社長)が開園した。今年1月にイチゴの出荷を開始、9月までハウス隣の道の駅とうべつなどで販売してきた。

    イチゴは甘さの強い品種の「よつぼし」。道の駅には買い求める客が開店前から並ぶこともあったといい、担当者は「風味の良さが人気で、入荷を確認する問い合わせが多かった。ファンのついた商品」と話す。

    当別町産イチゴ「よつぼし」を使用した「シェイクリーム」(左)と「いちごのフルティカーナ」

    8月中旬から1カ月間はハウス横にキッチンカーを出し、よつぼしと根室管内中標津町産のソフトクリームで作った「シェイクリーム」、札幌産のフルーツトマトと合わせた「いちごのフルティカーナ」の2種の冷たいドリンクを販売。SNSのみでの周知だったが、売れ行きは1カ月で累計300杯に上った。今後も道の駅内の催事場で月4回販売。10月後半は24日、31日に販売する。

    イチゴは1棟750平方メートルの大型ハウス3棟で、計約1万2千株を栽培。高さ90センチ、長さ22メートルの脚付きプランターを1棟につき約20列並べ、かがまなくても作業ができる。

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    かもけいアグリは計装・計測機器販売などを行う加茂川啓明電機(大阪府吹田市)の子会社。情報通信技術(ICT)のノウハウを活用し、ハウス内に環境制御システムを構築。室温、地温、日射量など全19項目をセンサーが監視し、最適な量とタイミングで自動的に液肥をまいたり、カーテンを開け閉めしたりする。生育環境をシステム管理することで、年間を通じてのイチゴ収穫が可能という。

    現在は定植のため収穫を休んでいるが、11月に再開する予定。佐野社長は「イチゴが当別の新たな名物となるようにしたい」と話し、ICTを活用して生産管理や品質の向上などを目指す「スマートアグリ」も発信したいとしている。(水野可菜)

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