「認可保育所入所できず」4割 札幌が全国100都市で最多
2020/10/08市民団体「保育園を考える親の会」(東京)は7日、首都圏と政令市の計100都市を対象に調査した保育の充実度を公表した。保育士の配置人数など国の基準を満たす認可保育所を希望していて入所できなかった児童の割合は、100市の中で札幌市が最も高く、約4割に達した。
東京23区を含む東京、千葉、埼玉、神奈川の主要市と札幌市を含む全政令市から今年4月時点のデータを聞き取った。希望する保育所に入れないなどの理由で待機を余儀なくされる「隠れ待機児童」は100市で計約4万8千人に上った。
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同会によると、札幌市では1万893人が認可保育所への入所を希望したが、認可保育所に入所できなかったのは4420人で40.6%を占めた。札幌市に次いで東京都中央区の40.5%が多く、東京都港区の38.9%が続いた。平均は22.5%だった。
同会の普光院(ふ こう いん)亜紀代表は、国が認める待機児童は減少傾向にあるが、自宅近くなど特定の認可保育所を希望している家庭を除いているためで「保護者の実感とは異なる」と指摘。「札幌市などは保育所へのニーズが多い場所や地域を捉えきれていない可能性があり、分析が必要だ」と述べた。(荒谷健一郎)
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