白老にキャンプ場オープン 自然生かし多彩な体験 秋までにキャビンも

「多様なキャンプを多くの人に楽しんでほしい」と話す江越慈高代表

【白老】アウトドア用品販売などを展開するASOBU(アソブ)合同会社(白老)が「白老キャンプフィールドASOBUBA(アソブバ)」を23日に町森野98でオープンする。クラウドファンディングで資金を集め、2017年に閉鎖された「しらおい森野オートキャンプ場」を、自然環境を生かした多彩な体験が楽しめるキャンプ場として再建した。

敷地面積は4.7ヘクタール。フリーサイト30区画、オートサイト18区画のほか、トイレやシャワーブース、遊具などを整備した。秋までにキャビンも建設する。木々にハンモックを掛けられるエリアや、最低限の装備だけで落ちている枝で火おこしなどができる体験エリアも設けたのが特徴だ。

札幌市で皮革製品の製造・販売会社を経営し、キャンプが趣味だった江越慈高(よしたか)代表(42)が「新しい形のキャンプ場を自分たちで運営したい」と候補地を探していたところ、森野オートキャンプ場を紹介された。キャンプ場は00年に開業し、12年から別の経営者が引き継いだが、17年に閉鎖していた。

5月にASOBUを立ち上げ、開業準備を進めていたが、新型コロナウイルスの影響で本業の革製品販売の売り上げが減少。資金不足に陥り、クラウドファンディングで資金集めをすることに。6月から1カ月間で約100万円が集まった。江越代表は「白老の自然の中で自由に楽しんでほしい」と来場を呼びかける。

入場料は夏期(5~10月)は中学生以上2千円、小学生千円、未就学児無料。利用料はフリーサイトは無料、オートサイト、ハンモックサイトは各2千円など。今季は未完成の設備があるため、入場料、利用料は半額とする。冬期は中学生以上千円、小学生500円など。

キャンプ場のホームページから予約が必要。問い合わせはASOBU(電)011・788・2779へ。(斎藤佑樹)

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