フリースクール「なんらぼ」、釧路に16日開校 ネット教材を活用 不登校の子に個性伸ばす支援を
不登校の小中学生や高校生を受け入れるフリースクール「なんらぼ」が16日、釧路市内に開校する。授業はインターネット上の教材を活用し、子どもたちに自主的に勉強してもらう。同日から利用者を募集し、有料だがひとり親世帯は利用料を減額する。同施設の運営団体は「子どもの個性を伸ばす支援を行っていきたい」としている。
社会的な困難を抱える人たちの支援などに取り組む一般社団法人「なんらぼ」(釧路市)が同市喜多町8の2階建てビルの2階に開設。広さ約200平方メートルで4台のパソコンを設置し、習熟度に合わせて児童、生徒に自主的に勉強してもらい、学習指導も行う。
定員は10人。児童、生徒の受け入れは火、木、土曜の週3日で午前10時半~午後3時半。月2万円。1日のみの利用(2千円)もできる。火、木曜は子ども向けプログラミング教室(月1万円)も開く。いずれもひとり親世帯は半額。
「なんらぼ」は、新型コロナウイルス感染拡大で当初の4月開校が遅れた。同じフロアには、引きこもりがちな人や生活困窮者の支援拠点が今月初旬に開設された。
山家由三代表理事は「不登校と引きこもりには強い因果関係がある。その人の興味や特技を伸ばし、生き方の選択肢を増やしてあげたい」、森靖比古理事は「まずは気軽に見学してもらえれば」と話す。
施設全体の開館時間は午前10時半~午後6時半。日曜休み。問い合わせは「なんらぼ」(電)0154・65・1304へ。
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