• マスク 夏の暑さ対策は? 外出時→状況見て外す 幼児→熱中症高リスク

    各地で夏日を記録する日が増えてきた道内。北海道新聞読者から「みなぶん特報班」に新型コロナウイルス対策のマスクを暑い日でも着けるべきなのかと質問が寄せられました。医療関係者らは熱中症のリスクを考慮して、外出時は周囲の状況を見ながらマスクを外すよう呼び掛けます。


    「3歳の孫は公園で遊ぶ時もマスクをしている。暑さが心配」。札幌市中央区の60代女性が投稿を寄せてくれました。

    日本救急医学会などは1日、新型コロナの流行を踏まえた熱中症予防に関する提言を発表しました。マスクをすると心拍数や体感温度が上がり、熱中症リスクが高まる可能性があると指摘。外出時は周囲の人と距離をとりながら適宜、マスクを外すよう呼び掛けます。また、自宅で過ごす時間が長いと暑さに慣れる機会が少ないため、今夏は熱中症への注意が例年以上に必要といいます。

    熱中症に詳しい北光記念クリニック(札幌市東区)の佐久間一郎所長は、人混みなどではマスクの着用は必要としつつ、「マスクをする場合は薄着したり、保冷剤などで体を冷やしたりするよう心掛けて」と話します。

    マスクに関する熱中症予防のポイント

    日本小児科医会は2歳未満の子どもは窒息や熱中症の危険があるとして、マスク着用をやめるべきだとの見解を公表。3歳以上の幼児についても、円山ため小児科(札幌市中央区)の多米淳院長は「大人よりも路面の照り返しを受け、暑い状況になりやすい。子どもが体調の変化を伝えるのも難しいので、人混み以外ではマスクを外した方が良い」と助言します。

    夏用マスクも注目されます。札幌市中央区のセンチュリーロイヤルホテルが熱がこもりにくい「ひんやりクールマスク」を1日に発売すると、翌日までに2千枚が完売。次回入荷は8日以降といいます。サツドラホールディングス(札幌)も冷涼感のあるマスクを7月にも販売予定といいます。

    屋外での運動も盛んになりましたが、気温上昇でマスクの着用も悩ましいもの。函館市の主婦(72)は「散歩している時にマスクを着けずにランニングする人に追い越されると気になる」と声を寄せてくれました。

    日本ランニング協会(東京)は、マスクなどをして飛沫(ひまつ)が飛ばないように走るよう注意喚起しており、「熱中症のリスクがあるので、速度や距離を抑えることが必要。涼しい屋内の施設で走る選択もある」としています。(岩崎志帆)

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