#14|リメークルーティン 楽しく工夫 残さず飽きず
2020/05/22「働くママごはん」
空知管内栗山町で料理研究家として活躍する井澤綾華さんが、食育への思いをつづります。家族が満足するように食事の献立を考えるのは意外と神経を使いますよね。リメークするお決まりのルーティンがあると、作った料理を残さず飽きずに食べられ、献立を考える負担も少し減ります。
例えば、おでんの日。私は朝、だし汁を作り、下ゆでした大根とこんにゃく類を煮た後、ゆで卵を入れておきます。夜にはしっかり味が染みていて、ほかの練り物や餅巾着などのおでん種を入れて温めれば完成です。翌朝は残りのおでんのだし汁と具を使ったうどんやにゅう麺にします。
暑くなると冷やしおでんを作ります。少し濃いめのだし汁で大根、こんにゃく、玉ネギ、輪切りのトウモロコシを煮込み、アスパラと湯むきトマトを加え、冷まして半日ほど冷蔵庫に。食べる時に半熟味付け卵をトッピングすると色合いも鮮やか! 余っただし汁はとろろ昆布などを添えてだし汁茶漬け、お好み焼きの水分としても使います。
また、夏は酸味のあるピクルスをよく作ります。ピクルス液は味を調えてドレッシングにしたり、トマト煮込みに入れると味が決まります。「カポナータ」という夏野菜のトマト煮込みに、酢と砂糖の代わりに入れると、ピクルスに使ったハーブの香りも加わり、よりおいしくなります。
家族が喜ぶ献立も大切ですが、作る人自身が楽しいと思えないと、料理は負担になってしまいます。農家であるわが家は、野菜をたくさん食べられるルーティンに頼ることが多いです。
写真提供/井澤綾華さん
PROFILE
井澤綾華(いざわ・あやか)
管理栄養士。天使大(札幌)を卒業後、2016年に空知管内栗山町地域おこし協力隊員に。17年、町内で農家を営む孝宏さんと結婚、18年に長女乃々華ちゃんが誕生。19年に育児休業から仕事復帰した。フェイスブックで野菜のレシピなどを発信中。札幌市出身。
https://www.facebook.com/izawa.aaa
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