• 耳の痛み解消 思いやりマスク 簡単に手作り 記者が挑戦

    耳にかける部分にストッキングを使った手作りマスク
    新型コロナウイルスの影響でマスクが手放せなくなる中、手作りしようにも材料も品薄で困る人も多い。そんな中、芽室町の70代女性がゴムの代わりにストッキングを使い、綿素材の生地で手作りする方法があると教えてくれた。伸縮性があり耳が痛くならない効果もあるという。決して器用とは言えない記者が、15年ぶりに裁縫に挑戦し、マスクを手作りした。

    ゴムの代用にストッキング/肌触り柔らか

    裁縫は小学6年生の授業以来で、針を持つ手が震える。そんな姿にこの女性が「簡単にできるから大丈夫」と一声掛けてくれた。肩の力がすっと抜け、気がつくと作業に没頭していた。

    用意するのは、針と糸、表地と裏地に使う綿素材の生地2種類と、ストッキング。洗濯すれば繰り返して使える。

    今回は表地にバンダナ、裏地にさらしを使った。女性が用意した型紙を使い、バンダナを切る。さらしも同じ型で切る。それぞれ2枚準備し、左右対称にしてバンダナ同士、さらし同士で鼻の当たる上部の丸い部分を中表で縫い合わせる。

    生地に型を当て、えんぴつなどで線を引く
    生地に型を当て、えんぴつなどで線を引く

    次にバンダナとさらしを重ね、両端のひもを通す部分を残し、外側から2ミリ程度波縫いする。その後、両端のひもを通す部分を袋状に縫い合わせた。生地同士がずれないように縫うのに苦戦したが、何とかマスクの形に整えた。

    ストッキングは、股下部分を使い、輪切り状に3センチ幅で切る。両端を持って伸ばすと、輪ゴムのようになる。それを切って線状に開く。その後、丸めてこよりのように細くする。これを2本用意。マスク両端の袋状の部分にそれぞれ通して結ぶ。最後に結び目を袋の中に収めれば完成だ。

    切ったストッキングをマスクの両端に通すとできあがり
    切ったストッキングをマスクの両端に通すとできあがり

    助言を受けながら、ゆっくり縫い進め、約2時間で完成した。早速つけてみると、市販のマスクと比べると肌触りが柔らかで、ゴムのように耳が締め付けられる感覚もなかった。指導してくれた女性もストッキングを使ったマスクの作り方を教えた知人から「耳が痛くならなくて、着け心地がいいと言ってくれた」と好評だったようだ。

    マスクは、多くのスーパーや薬局では品薄が続いていて、入荷してもすぐ売れてしまう。大型連休中も、外出自粛で時間をもてあます人も多いだろう。「売ってないなら自分で作ればいいじゃない」。マスク作り中に女性が発した言葉が印象深かった。(鈴木理詞)

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