手作りマスク お手軽に 飛沫予防や花粉症対策 洗って再利用も
新型コロナウイルスの影響でマスクの品薄状態が続く中、手作りのガーゼマスクが注目されている。感染防止の効果は認められていないものの、飛沫(ひまつ)の予防やせきエチケットに役立ち、花粉症対策にも使える。雪解け後のほこりやのどの乾燥が気になるこの季節に、洗って繰り返し使えるマスクの作り方を手芸専門店で聞いた。
「手作りマスクの材料を購入するお客さまが増えました」。そう話すのは手芸用品を扱うカナリヤ本店(札幌市中央区南1西2)のスタッフ丸山志織さん。生地用のダブルガーゼやさらし、ひも用の平ゴムなど柔らかいゴムの在庫のほか、作り方の問い合わせも相次いでいるという。「生地は通気性の良い綿100%のものがマスクに向きます」
作りやすいのはシンプルな構造のフラットタイプで、丸山さんは「生地1枚を折りたたんで手縫いするので手軽です」と話す=作り方参照=。ポイントとして、最初に右から左に折るとき、2センチずらすことを挙げる(作り方の《2》)。ゴムひもをつけやすく、口に当たる内側の着け心地が良いという。
「マスク作りは1時間もかからないですよ」と丸山さん。このほか、顔にフィットする立体や、ひだのあるプリーツのタイプもあり、「さまざまな生地と型紙で作ることもできるので、いろんな形に挑戦してみては。裁縫は気分転換にもなりますよ」とアドバイスする。(末角仁)
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