育児の悩み、抱え込まないで 旭川市の支援センター、電話相談を強化

支援センター「いずみ」では、保育士資格のある職員3人が相談に乗っている

支援センター「いずみ」では、保育士資格のある職員3人が相談に乗っている

新型コロナウイルスの感染予防で25日まで休館している旭川市の地域子育て支援センターは、未就学児の親を対象に「自宅で悩みを抱えないで」と電話相談を呼び掛けている。市内各施設の閉鎖で行き場がなくなった親が一人で悩み、産後うつや子への虐待につながる恐れがあるという。

市内に10カ所あるセンターには保育士資格のある職員が常駐。普段は子育て講座などを通して訪れる親の育児の悩みを対面で聞き、年間計5千件の相談に対応している。2月28日の臨時休館以降は電話相談のみ受け付けているが、センターの多くは「周知が足りないのか相談が少ない。通っていた親子はどうしているのか」と心配している。

神居9の4のいずみこども園内にある支援センター「いずみ」(電)090・5983・5401は平日午前9時半~午後4時に電話相談を行う。「外出を控えいらいらしていたので、話を聞いてもらい助かった」「もう少しで子どもに八つ当たりするところだった」との内容で数件寄せられたという。

北門町8の北門児童センター内にある「ちゅうりっぷ」(電)0166・52・0765も「普段はセンターを利用していない保護者も電話してほしい」と呼び掛ける。各センターの電話番号や相談時間は市HP内「地域子育て支援センター」か、市子ども総合相談センター(電)0166・26・5500へ。(若林彩)

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