連載コラム「井澤綾華の働くママごはん」第7回
食育活動 健康な体づくり後押し
大学生時代から食育に興味を持っていました。田植えや収穫祭などのイベントを企画したり、ボランティアで関わったりしました。
栗山町に住むようになってからも、子どもたちやお母さん向けの料理教室の講師をしてほしいと声をかけていただくことがあります。食育をテーマにした市民グループの懇談会に招かれ、話したこともあります。
未来を子どもたちが健康に暮らしていけるよう、〝食〟を選択するための知識を付けてほしいという思いは、娘を授かってからさらに強くなりました。将来、人類がどんな食生活を営むようになるのかは分からない。でも、ちょっとやそっとじゃ倒れない健康な体づくりや、そのための食の基本的な知識は、いつの時代も変わらないと思っています。
大人が子に対してできることは限られていますが、おいしいものをおいしいと思える味覚のベースを育むことは、保護者が子に贈ることができる大きなギフトです。また、年齢を重ねるにつれ、直感的な「おいしさ」だけではなく、一緒に食べることの喜びや楽しさ、食生活の豊かさへの感謝、誰がどんな思いで作った食品なのかなども伝えていくことも大切なコミュニケーションであり、食育です。
食育は食材について学ぶことだけではありません。そこに携わり、関わる人たちも主役です。誰とどう食べるか、誰が作ったのか、どう調理されたのか、なぜ食べるのかを考えてほしいと思います。
写真提供/井澤綾華さん
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