「子育て支援員」養成へ初研修 待機児童解消に期待感 室蘭
資格なしで保育所などで働ける制度「子育て支援員」を養成する市民対象の現場研修が初めて、室蘭市内で開かれており、市民27人が保育所で子どもたちと触れ合っている。受け入れる施設も同制度を歓迎しており、保育現場の人手不足や待機児童の解消手段として期待されている。
同制度は国が2015年度に始めた。研修後は、保育所や幼稚園で保育士らの補助などができる。今回、受講生は座学を受けた後、ほくと保育園(高砂町)と東町保育所(寿町)の2カ所に分かれ、9月27日~10月4日の間に2日間の現場研修に臨んでいる。
現場研修初日の9月27日は、6人の受講生がほくと保育園で、散歩や歌遊びで子どもたちと触れ合った。普段は市内の幼稚園で事務などをしているという栄町の工藤来緒(なお)さん(35)は「スキルアップにつながると感じる。今後の業務に生かしたい」と話した。ほくと保育園の道林久美子園長は「現場の様子を知ってもらえるのは良いこと」と歓迎。市子育て支援課は「受講者の研修後の動向を踏まえ、来年度以降のあり方を検討する」としている。
同課によると、市内の待機児童(9月1日時点)は0歳児が8人、1歳児が13人。(田中雅久)
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