24年度に待機児童解消 苫小牧市が子育て支援計画骨子案
2019/10/05第2期苫小牧市子ども・子育て支援事業計画の骨子案が審議された審議会 苫小牧市は、2020年度から24年度までの「第2期苫小牧市子ども・子育て支援事業計画」の骨子案を示した。20年度に想定される0~2歳の待機児童対策として認定こども園や小規模保育施設の施設数を増やすことや各施設で受け入れ人数を増やすことなどを盛り込み、24年度には待機児童を解消するとしている。
認定こども園増加/受け入れ枠拡大
骨子案は3日に開かれた「第2回子ども・子育て審議会」の中で提示した。「子どもが、親が、地域が育つ、明るい子ども未来づくり・とまこまい」を基本理念とし、教育・保育環境の充実や、仕事と子育ての両立支援などを目標とする。
計画では保育施設を利用する0~5歳の中で、待機児童が見込まれる0~2歳のうち、1~2歳については20年度の保育施設利用の申し込み見込みが841人に対して保育施設の受け入れ枠は775となり、66人分が不足し、同じく0歳については150人分が不足するとの見通しを説明。対策として、幼稚園や保育所を0~5歳までが利用できる認定こども園に移行することで、24年度までに現在の9施設から18施設に増やす案を示した。
このほか、0~2歳が利用できる小規模保育施設を、24年度までに9施設から15施設に増やすこと、各施設で定数より多く受け入れることなどを説明。これにより1~2歳については22年度、0歳児については24年度までに待機児童が解消されるとした。
委員からは「定員を超えて受け入れを行うことにより、保育士1人あたりの負担が増えるのではないか」「子育て世代が育児に関する情報共有や悩みの相談などを行うことができる仕組みが必要」との意見が上がった。
市はこれらの意見を反映した計画案を11月の第3回審議会で報告し、来年3月までの成案化を目指す。(斎藤佑樹)
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