小学3、4年で35人以下の少人数学級導入へ 北海道教育委員会

北海道教育委員会は13日、札幌市を除く全道の小学3、4年生を対象に来年度から、1クラス35人以下の少人数学級導入を検討していることを明らかにした。現行は1クラス40人で、来年度の新学習指導要領の全面実施や、小学3年が学習につまずきやすい時期であることを踏まえ、きめ細かい対応が必要だと判断した。

35人以下の少人数学級は、小学1年は2004年度から、2年は05年度から、中学1年は06年度から、それぞれ導入されており、対象学年を拡大する。

13日の道議会代表質問で、鈴木直道知事が少人数学級を拡大する方針を示し、佐藤嘉大教育長は「これまで以上に多様な指導方法の展開が重要と認識しており、3、4年生へ順次拡大して実施を検討する」と答弁した。

道内の小学校は少子化の影響で既に1学級35人以下になっている学校も多く、小学3、4年への少人数学級の拡大に伴って増える学級数は100学級前後とみられる。追加配置が必要になる教員については、国に定数増を要望するほか、学力向上対策などのために加配している教員を振り分けることも検討する。(鹿内朗代)

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