子連れ外出を応援 留萌の夢カフェ「あかちゃんの駅」に市が認定 授乳やおむつ替えOK

あかちゃんの駅に認定された「夢カフェ」のキッズスペース

あかちゃんの駅に認定された「夢カフェ」のキッズスペース

【留萌】子育て環境が整った施設を市が認定する「カズモあかちゃんの駅」に、JR留萌駅前の「コミュニティースペース夢カフェ」(栄町2)が7月、個人経営の店舗として初めて認定された。経営する川崎正紀さん(46)は「子育て世代の苦労を少しでも軽くしたい。お店で一息ついてほしい」と話している。

カズモあかちゃんの駅は、市が2011年から始めた子育て支援プロジェクト。留萌のゆるキャラ「KAZUMOちゃん」が25歳、1児の母という設定で、赤ちゃんを背負っていることから、カズモあかちゃんの駅と名付けた。「夢カフェ」は3年ぶりの認定で、市役所、留萌信用金庫中央支店、留萌市立病院など計13カ所となった。

認定条件は《1》おむつ替えができる設備(ベビーベッドなど)《2》授乳のスペース《3》調乳に必要なお湯などの提供《4》子ども用トイレ(補助便座を含む)《5》妊婦用の駐車場―の5項目。このうち二つ以上該当する施設が対象となる。

店内に6畳のキッズスペースを設けた夢カフェは5月に開店。全項目をクリアして認定を受けた。キッズスペースはおむつ替えや授乳にも利用でき、トイレには補助便座を付けた。店舗横の駐車場の一番近い場所を妊婦らの優先スペースにしている。

キッズスペースを設ける提案をした一人で、市内在住の主婦瀬能郁美さん(38)は2人を子育て中。瀬能さんは「街中に子連れで入れる店は少ない。設備が整っているので安心して来られる」と認定を喜ぶ。

「世代にかかわらず、駅前で人々が集まれる場所」を目標にカフェを経営する川崎さん。自身も3歳の息子を育てており「これからもお母さんの味方になる店づくりに努めたい」と話している。(吉川幹弘)

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