もふもふ…絶えない笑顔　江別・アースドリーム角山農場

来場者を出迎えるアルパカとアルパカの赤ちゃん（左）

「見て見て、かわいいよ」「楽しいからもう一回」―。石狩川と豊平川に挟まれた角山地区にある「アースドリーム角山農場」では、子どもたちの笑顔と歓声が絶えません。11ヘクタールの敷地内には動物たちと間近で触れ合えるエリアと、子どもたちが遊具などで遊べるエリアがあり、多くの家族連れでにぎわっています。

食肉加工・販売のトンデンファーム（江別）が運営し、2014年から営業を始めました。週末には多い時に1日千人ほどが訪れる人気スポットとなっています。

「動物ふれあいエリア」にはポニーやばん馬、サラブレッドなどのウマやヒツジ、ヤギ、ウサギといった動物たちにエサやり体験などができます。注目は7月下旬に公開となったばかりの4頭のアルパカの赤ちゃん。今年6月に生まれたばかりで、柵の中でのんびりと過ごす姿につい来場者の表情も緩んでしまいます。

屋内外に大型遊具などが置かれた「ドリームランド子供の国」では、子どもたちが体を動かしながら遊びを楽しむ姿が見られます。屋外では高さ25メートルの山の斜面を滑り台で滑走したり、山頂付近にある巨大ブランコで風を感じたりできます。

屋内には手作りのアスレチックやパークゴルフ場などがあり、全天候対応です。

施設内に展示されている大量のぬいぐるみも目を引きます。子どもが遊び終わったが捨てられないなどの理由で来場者から寄せられたもので、ぬいぐるみたちが活躍する「第二のステージ」となっているようです。

施設内のレストランではトンデンファームの肉製品の盛り合わせや豚丼、石窯焼きピザなどが味わえます。

同社の松山増男会長は「子ども時代の体験は一生を左右する。自然を感じながら思い切り遊んでもらって感性を育ててほしい」と呼びかけました。（土門寛治）