芝生に噴水、癒やしの庭 白老・ナチュの森

白老町虎杖浜にある「ナチュの森」。夏は倶多楽湖の湧き水を利用した噴水が子どもたちの人気を集める(小室泰規撮影)

白老町虎杖浜にある「ナチュの森」。夏は倶多楽湖の湧き水を利用した噴水が子どもたちの人気を集める(小室泰規撮影)

道央道を登別東インターチェンジで降りて苫小牧方面に車で約5分。胆振管内白老町虎杖浜地区の施設敷地内に一歩入ると、そこは別世界でした。

見渡す限り緑でいっぱい。芝生の広場が広がり、背後には低い山並み。「ナチュの森」にある4エリアの一つ「ナチュラルガーデン」(約1.7ヘクタール)です。午前10時の開園直後から親子連れでにぎわっていました。

化粧品製造販売「ナチュラルサイエンス」(東京)が2017年、旧虎杖中の敷地に工場を建設。「化粧品を買ってくれる人たちが心も体も癒やせるような庭を造ろう」と、姉妹会社「ナチュラルアイランド」(札幌)とともに、4年前にオープンしました。

「ガーデン」では化粧品製造で使う倶多楽湖の湧水を利用し、地面のあちこちから水が噴き出す「クッタラ噴水」や、水に足を浸すことができる「森ビーチ」も整備。子どもたちには人気の遊び場となっています。エリアの一角では「エキナセア」(和名ムラサキバレンギク)など、ハーブを中心に常時20種類ほどの花が楽しめます。

化粧品を製造する「ファクトリー」エリアには、化粧品の直営店やヨガスタジオ、レストラン、エステサロンも。父親と子どもが園内で遊んでいる間に、エステを利用する母親も多いといいます。

好天だと平日で150人、休日は500人ほどが訪れます。ナチュの森総合サービス部の前谷美友さん(27)は「一日中、家族で楽しめます。夏のイベントも盛りだくさん。思い出づくりに来場を」とPRします。

来年には、さまざまな体験の場を提供する「森の工舎」(仮)もオープン予定で、コロナ禍でモヤモヤした気分を、すっきりできる格好の場所となりそうです。(竹田菜七)

ナチュの森

所在地 :白老町虎杖浜393-12
営業時間:10:00~17:00
定休日 :水曜、木曜
料金  :ナチュラルガーデン(10月下旬ごろまで開園を予定)の入園料は大人400円(土日、祝日。平日は半額)など
問い合わせ:0144-84-1272(ナチュの森)

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