帯広道新文化センターでベビーリトミック講座がスタート

ピアノの音に合わせて体を動かす「ベビーリトミック」のクラス

音楽に触れながら、表現力を身につける教育法「リトミック」。帯広道新文化センターではこの春、首のすわった生後6カ月ごろから1歳半の子どもを対象にしたリトミックの講座が新たに始まった。

講師の松井友美さん（51）が弾くピアノの音や曲に合わせて体を動かし、声を出す。保護者の大人も、子どもの手を取ったり抱っこをしたりしながら一緒に参加する。松井さんは「子どもと向き合う時間を確保し、コミュニケーションを楽しめるのも魅力です」と説明する。

取材に訪れた6月の講座では、音程によって歩き方を変える「散歩」や、お父さんやお母さんの膝の上に乗り、リズムに合わせて揺れたり跳ねたりする活動が行われていた。タンバリンを使う時間もあり、音を体で表現する体験をさまざまな角度から楽しんでいた。

遊んでいるうちに、リズム感などの音楽的感覚だけでなく、想像する力や判断力、コミュニケーション能力も養われるという。松井さんは「楽しみながら、学びも深いです」と話している。

（2022年7月12日 北海道新聞朝刊掲載記事）