アムールトラ「ナージャ」　レッサーパンダ「アスナロ」　釧路市動物園に新たな仲間

釧路市動物園は5日、旭川市の旭山動物園からアムールトラのナージャ（雌、3歳）、東京都立大島公園動物園からレッサーパンダのアスナロ（雌、2歳）が仲間入りしたと発表した。公開時期は未定だが、ともに繁殖を目的に来園した。

ナージャは5日に、アスナロは4日に来園。ナージャは2016年4月に旭山動物園で、アスナロは16年6月に大島公園動物園で誕生。所有権はともに移送前の動物園にあり、釧路市動物園が借り受ける。生まれた子どもは各園と協議の上、所有先を決めるという。

ナージャは釧路市動物園のあさま（雄、4歳）とペアリングを目指す。同園のアムールトラは計4頭となった。子供が同園で誕生すれば、08年5月に生まれたココア（雌、11歳）と09年に死んだタイガ（雄）以来。アスナロは同園のシンゲン（雄、7歳）とペアリングを目指す。5月27日にシンゲンの娘コキン（1歳）が同園から横浜・八景島シーパラダイス（横浜市）に移ったが、アスナロの来園で釧路市動物園のレッサーパンダは計3頭となった。

釧路市動物園は「環境に慣れれば公開したい。繁殖を期待しており、動物園の新たな人気者になってほしい」としている。（安達杏奈）