「君の椅子」を居場所に 4村で最初 真狩の新生児に贈呈

岩原村長(左)から椅子を贈られた大町さん一家。奥は磯田さん

【真狩】新生児の世帯に道産材の椅子を贈る「君の椅子プロジェクト」に本年度から参加した後志管内の真狩、留寿都、泊、神恵内の4村のうち、最初の椅子の贈呈式が27日、真狩村で行われた。赤ちゃんの両親や4村の村長らが出席し、新たな命の誕生を祝った。

元道副知事の磯田憲一さんが代表を務めるプロジェクトは2006年に始まり、これまでに道内外に2千脚以上が贈られている。

管内で初めてプロジェクトに加わった4村は27日、連携して事業を進める協定に署名。同日、4村長のほか磯田さんも出席し、1脚目の贈呈式が真狩村役場で行われた。4月11日に誕生した同村の大町傑(すぐる)ちゃんの父徹さん(39)と母みさとさん(34)に、岩原誠一村長から椅子が手渡された。

椅子は毎年デザインが変わり、本年度は緩やかなカーブを描く脚の形や整った木目、背もたれの持ちやすさが特徴。徹さんは「傑にとって、ここに座れば安心できるような自分の居場所になれば」と話し、感謝していた。(須藤真哉)

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