名寄の私設図書館「つぐみ文庫」 3年ぶりに通常運営開始

本年度の活動を開始した私設図書館「つぐみ文庫」

【名寄】市内西13南7の住宅敷地内にある子ども向け私設図書館「つぐみ文庫」が、本年度の活動を始めた。新型コロナウイルスの影響で一昨年は休館。昨年は活動期間が短期間にとどまっており、3年ぶりに通常の運営開始となった。

つぐみ文庫は1987年、市内の市呂寿子さんが自宅横の別棟に開設した。少子化などを理由に2012年ごろに活動をいったん休止。市呂さんも17年に急逝したが、名寄市立大社会保育学科の堀川真教授の呼びかけで同年に復活。同大生が授業の一環で、6~12月の運営に携わっている。

広さ10畳ほどの部屋に絵本や児童書など約3千冊が並び、貸し出しのほか、学生による読み聞かせも行う。工作やお絵かきなどもでき、親子連れで楽しめるのが特徴。13日に当番だった同大看護科2年の吉岡香音(かのん)さん(19)は「子どもと遊ぶのが好き。絵本の読み聞かせもしてみたい」と子どもたちが訪れるのを心待ちにしている。

利用無料で、12月までの毎週月曜(祝日は休館)の午後2~5時。(谷口宏樹)

(2022年6月25日 北海道新聞朝刊掲載記事)

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