上ノ国町、出生祝い金1人当たり50万円 補正予算案を可決

【上ノ国】町は子どもが生まれた町内の世帯に、1人当たり現金50万円を給付する独自の出生祝い金制度を創設した。少子化が進む中、子育て世帯の経済的負担を軽減し、出産を後押しするのが狙い。21日開会の定例町議会は、事業費750万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を可決した。

出生祝い金の対象は、今年4月1日以降に子どもが生まれ、誕生翌日から60日間継続して住民票を置いている世帯。出生届と一緒に申請書を提出すると指定口座に振り込まれる。双子の誕生や2人目以降も1人当たり同額を支給する。財源は町子育て支援対策基金を活用する。

町によると、昨年度、町内の世帯で生まれた新生児は10人。本年度も10人を見込んでおり、すでに2人が生まれている。

また、定例町議会は任期満了に伴う副町長人事で疋田英夫氏(63)の再任案に同意、町地域活動支援センターの設置条例案など議案8件を原案通り可決し、閉会した。(宮崎将吾)

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