• 子育ての悩み、誰でも相談を 函館中央病院 支援室「あそっか」開設 

    明るく装飾した「こども子育て支援室」で「気軽に利用して」と話す石倉亜矢子医師(右)と藤井三四郎社会福祉士
    函館中央病院(函館市本町33)1階に、「こども子育て支援室」が開設された。愛称は「あそっか」。子育てに悩む大人も子ども自身も、誰でも気軽に足を運ぶことができ、地域の子育て支援の拠点化を目指す。

    支援室には小児科医師、社会福祉士、臨床心理士の計4人のスタッフを専任で配置した。周産期の妊産婦や子どもを持つ親、子どもに関わる地域の大人、思春期を含む子ども自身などと、「子ども」に関するあらゆる人の悩みに対応する。専門に治療を行っている医療機関や相談窓口などにつなぐ役割を担ったり、おむつやミルク用のお湯の提供なども行う。

    支援室の理念は「こどもと共に、子育てを共に、地域と共に」。目指すのは慢性疾患や障害がある子ども、医療的なケアを必要とする子ども、そのきょうだいといったあらゆる子どもの声を聞くこと。さらに育児に困っている両親や祖父母ら大人がちょっと立ち寄り「一人じゃない」と感じてもらったり、地域の関係機関と互いに連携して支え合うことを進める。

    また同院では2018年から院内児童虐待防止委員会を設置しており、児童虐待の予防にも力を入れる。

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    小児科医、社会福祉士ら対応

    函館や道南地域は15歳未満の年少人口の減少が顕著だ。小児科科長で支援室室長の石倉亜矢子医師は、「身近に子どもに遭遇するチャンスが圧倒的に少ない。子どもが煩わしい存在になってしまっては、ますます少子化が進む。一人一人生まれてきた子どもがどんなに貴重なのか、地域全体で感じながら応援していかないと」と危機感を抱く。

    どんな人も入りやすいように、部屋にはキャラクターの絵など明るい装飾をほどこした。愛称の「あそっか」は、理解できたり相手を許せた時に思わず出る言葉「あ、そっか」から、前向きな思いを込めて付けたという。

    支援室は平日の午前9時~午後5時に開設。同院に通院していなくても利用できる。(内田晶子)

    (2022年6月16日 北海道新聞夕刊掲載記事)

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