ママ2人 釧路市内に託児ルーム開設 三浦さん・龍野さん 1分10円、理由問わず 「どんな時でも頼って」

春採に託児ルームを開く三浦さん(右)と龍野さん。「子育て中の親の助けになりたい」

釧路市内の元会社員三浦雅恵さん(43)と同龍野沙織さん(35)が1日、市春採1に「託児ルームままさぽ」を開設する。ちょっとした用事でも利用できるよう、短時間の託児に対応する。託児の理由は問わず、代表の三浦さんは「10分だけ買い物に行きたいなど、どんな時でも頼ってほしい」と話す。

場所は3LDKの借家の一軒家。保育士のスタッフらが乳幼児を預かる。料金は1分10円(1時間600円)で分刻みで設定した。

三浦さんと龍野さんは2人とも3児の母でシングルマザー。仕事をしながらの子育ては「朝も夜も時間との闘い。息抜きなんて全くできない」と実感したという。託児所開設は三浦さんの昔からの夢で、同僚だった龍野さんに声をかけ、1年ほど準備を進めてきた。経済的に余裕がなかった経験もあり、できるだけ料金設定を低く抑えた。

その他のスペースでは、親子の遊びや交流の場として1時間500円で開放。放課後の時間帯は小中学生の学習広場「ここさぽ」として、平日30分500円、土曜1分10円で利用できる。

託児の利用時間は月~土曜の午前7時~午後7時。日祝は応相談。ここさぽは平日午後4時半~同7時、土曜午前8時半~午後6時半。(長谷川史子)

(2022年6月1日 北海道新聞朝刊掲載記事)

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