子グマ５頭　愛らしく　登別　27日から公開

【登別温泉】のぼりべつクマ牧場（登別温泉町）は26日、今年1月に生まれた雌の子グマ5頭を報道関係者に公開した。27日から園内の「子グマ牧場」で一般公開する予定で、ぬいぐるみのような愛らしい姿は来場者の人気を集めそうだ。

5頭はエゾヒグマで、出生時は体長20センチ、体重300グラム程度だったが、母グマの乳を飲んで体長80センチ、体重5.8～9.4キロまで成長した。18日以降は母グマから離して専用の獣舎で飼育している。

報道陣の前に姿を見せた子グマたちは、おぼつかない足取りながらも周囲を興味津々で散策。報道陣のカメラの匂いをかいだり、飼育員に抱きついて甘えたりした。

動物課の坂元秀行係長は「平成の最後に生まれ、令和の時代を生きる初めてのクマになる。元気に育って、母グマとして立派な子供を産んでほしい」と話している。（池田静哉）