元気に「いらっしゃい!」 中島廉売 児童が職業体験

店頭に立ち、商品を並べる子どもたち

函館市内の中島廉売で小学生が職業体験する「れんばいキッズわくワーク」が7日、初めて開かれた。子どもたちは買い物客に、おすすめ商品を示しながら「いかがですか」などと元気の良い声を響かせた。

道南の子どもたちの夢実現を応援する市民団体「函館夢プロジェクト」(三上智則代表)が主催。同団体は昨年7月、七夕恒例の「ろうそくもらい」が新型コロナウイルス禍で自粛されたため、残念がる子どもたちのために「オンライン七夕祭り」を開催した。これをきっかけに、中島廉売との交流が生まれた。親交を深める中で、子どもたちの職業観を養うとともに商店街のにぎわいにつなげたいと「中島廉売活性化プロジェクト」として企画した。

この日は函館と近郊の小学生10人が、青果店や生花店、衣料店など5店に分かれて約2時間、店頭で接客。店舗によっては品出しや手製の値札つくりなどにも挑戦し、子どもたちは、体験後に受け取れる「お買い物券」(500円)も楽しみに仕事の一端を学んだ。

川崎青果店で職業体験した小柳結愛(ゆあ)さん(道教大付属小3年)は「接客や店の人の手伝いで難しいこともあった。“お給料”では好きなトマトやイチゴを買いたい」と話していた。

同団体は月1回、同イベントを開催する予定で、団体のフェイスブックで告知する予定。(野長瀬郁実)

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