いいね!赤ちゃんの写真 旭川、富良野の4人「女性目線で」 学んだ技術評判に

そろいのTシャツを着て撮影するどさんこカメラ女子部のメンバーたち

そろいのTシャツを着て撮影するどさんこカメラ女子部のメンバーたち

旭川と富良野の30代女性4人による写真家団体「どさんこカメラ女子部」が、赤ちゃんの自然な表情や親子のつながりを捉えた作品で注目されている。「母親、女性目線で喜ばれる写真を撮りたい」と互いに情報交換しながら撮影技術を磨き、日々成長する子どもたちの一瞬一瞬を切り取っている。

4人は旭川市の高橋真由美さん(34)、片倉美沙希さん(30)と富良野市の藤野千加子さん(36)、鈴木美紀さん(35)。4年前にベビーマッサージ講師の資格取得に向けた教室で知り合った。

高橋さん以外は子どもが2~3人おり「写真を撮ってもどれもイマイチ」が共通の悩みだった。「一緒に勉強して家族が喜ぶ写真を撮ろう」と意気投合し、写真家を招いて撮影技術を学んだ。作品を持ち寄って構図を研究したり、撮影用の造花などを使い、可愛さを引き出すアイデアを練ったりした。技術を磨くうちに、次第に友人や知人から子どもの写真撮影を頼まれるようになった。

2017年11月に富良野市の文化祭で4人が出品したのを機に「どさんこカメラ女子部」と名付けた。「プロ」のカメラマンとして、4人そろって有料の撮影会を定期的に開き、それぞれ自宅にスペースを設け、アットホームな雰囲気で撮影をしている。

富良野の藤野さん、鈴木さんは市の「出産祝品贈呈事業」で撮る子どもの写真の指定撮影者としても活躍する。

母親と赤ちゃんの自然な表情を切り取った親子フォト

母親と赤ちゃんの自然な表情を切り取った親子フォト(藤野千加子さん撮影)

3月初めに旭川市内で開いた子どものポートレート撮影会には、希望者がひっきりなしに詰め掛け、6時間で25組33人の子どもを撮影した。高橋さんは「赤ちゃんの自然な表情が撮れるように、真上からや、うつぶせになって撮影することもある」と工夫を語る。

「親子で写っている写真がほとんどない」「授乳期間の写真を撮っておけばよかった」など、それぞれの体験を基に撮影を提案することもある。藤野さんは「4人は仲間であり良きライバル。活動をもっと知ってもらって、喜ばれる活動をしたい」と話す。

どさんこカメラ女子部の次回の撮影会は、5月6日に東川町内で行う。サクラの花と一緒に撮影し、料金は3カット3千円から。問い合わせは高橋さん(電)0166・76・1006へ。(山中いずみ)

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