恐竜の着ぐるみで子どもを笑顔に 苫小牧の新屋さん製作、ネット販売

子ども用の恐竜の着ぐるみ「ぎゃおっち」を手にする新屋咲紅楽さん

子ども用の恐竜の着ぐるみ「ぎゃおっち」を手にする新屋咲紅楽さん

苫小牧市在住の新屋咲紅楽(さくら)さん(23)が、子ども用の恐竜の着ぐるみを製作する事業を立ち上げ、今月インターネットで販売を始めた。4月29日に市内で開催予定のイベントで着ぐるみを無料で貸し出し、撮影できるブースを設ける。新屋さんは「多くの人に知ってもらい、子どもやその家族を笑顔にさせたい」と意気込む。

昨年6月、既製品の恐竜のぬいぐるみから中綿を抜き、当時0歳のおいに着せて写真撮影したことがきっかけになった。「子ども用の着ぐるみはあまり見かけない。将来、自分に子どもができたら着せたい」と、オリジナルの恐竜の着ぐるみを手作りしようと考えた。

苫小牧西高時代、野球部のマネジャーとしてお守りを作るなど得意な裁縫を生かし、コンビニでアルバイトする傍ら、昨年8月から本格的に製作に励んだ。

ティラノサウルスをイメージ。緑色の生地を使用し、肩周りにボタンを付けて着脱しやすいよう工夫した。今年3月、市内の保育園で園児に着てもらい、それを見た職員の意見を参考に改良を重ねた。1~2歳用(9800円)と2~3歳用(1万980円)の2種類を用意した。

商品名は「ぎゃおっち」とし、製作事業名には「尊い人形」を意味する「プレシャスドール」と付けた。

今月3日からインターネットで販売を開始。今後は、抱き枕にもなる着ぐるみの製作を目指すという。新屋さんは「世界中に着ぐるみを着た子どものかわいい写真をあふれさせるのが目標。苫小牧発祥のゆるキャラになれば」と語る。

29日に沼ノ端交流センター(市北栄町3)で開かれるイベント「美とまるしぇ」で、ぎゃおっちを貸し出し、撮影ブースを設ける。親子で撮影できるよう、大人用のかぶり物も準備する予定だ。

商品はネットショップ「Creema」で「ぎゃおっち」と検索すると該当ページにアクセスできる。(竹田菜七)

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