サケ稚魚 元気に戻ってね 千歳水族館 来月末まで放流体験

数年後の遡上を楽しみにサケの稚魚を放流する参加者

数年後の遡上を楽しみにサケの稚魚を放流する参加者

【千歳】サケのふるさと千歳水族館(花園2)で今年も、恒例のサケの稚魚の放流体験が行われており、連日、親子連れらが数年後の遡上(そじょう)を楽しみに見送っている。

放流体験は3月にスタート。稚魚は昨秋、千歳川に遡上したサケから採った卵から育てた。千歳川では、毎年春、千歳さけます事業所から約3千万匹、千歳水族館から約5万匹の稚魚を放流している。

来館した親子連れらは館内の展示パネルで、サケの成長過程や回遊経路などを学習。コップに入った稚魚に「元気に戻ってきてね」「バイバイ」と優しく声を掛けながら、水族館近くの小川に放流している。

放流体験は5月末まで。毎日午前11時と午後2時の2回。参加無料だが、入館料は別に必要。問い合わせは同水族館(電)0123-42-3001へ。(大谷佳奈)

(2022年4月15日 北海道新聞朝刊掲載記事)

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