足寄の化石、3Dであなたの手元に 地元博物館が4月商品化 来館者増に期待
2022/03/203Dプリンターによる化石の模型商品を販売する足寄動物化石博物館の新村龍也学芸員(高橋康子撮影) 【足寄】足寄動物化石博物館(安藤達郎館長)が4月から、十勝管内足寄町などで発掘された化石を3Dプリンターで復元し、模型商品として販売する。化石の魅力を身近に感じてもらおうと、復元画やレプリカ(複製品)の製作に力を注いできた同館が、3D技術を使い、自前での商品化にこぎ着けた。日本博物館協会(東京)によると、博物館単独の商品化は珍しいという。
同館は1998年開館し、町内から発掘されたクジラなど海生哺乳類を中心とした化石や骨格標本など3千点以上を収蔵している。
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新村龍也学芸員(42)が恐竜や絶滅した哺乳類などをもっと身近に感じてもらおうと3D技術を活用した精度の高い復元事業に着手。カメラで100前後の異なる角度から撮影しパソコン上で立体データを合成する「フォトグラメトリー」を用いた手法で複製し、館内での体験学習や展示などに生かしてきた。
これまで標本や模型など完成品の製作は外部業者に発注してきたが、昨年12月に3Dプリンターを導入し自前生産が可能になった。
販売するのは、絶滅哺乳類の「アショロア」や「ベヘモトプス」などの全身骨格模型(5千円)や頭部骨格模型(800円と1500円)のほか、ストラップやマグネット(各400円)などで同館でのみ販売する。
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