絵本「おばけのマール」 最新刊は札響登場
2019/02/26札響が登場する「おばけのマールとたのしいオーケストラ」を手にする中井さん(左)と札響事務局の中川広一さん=札幌・キタラ 札幌を舞台にした絵本シリーズ「おばけのマール」の最新刊「おばけのマールとたのしいオーケストラ」(中西出版)が27日、発売される。今回は札幌交響楽団(札響)が登場。「子供たちがクラシック音楽に親しむきっかけに」と札響が出版を提案、共同制作の形で完成させた。札響は全道の幼稚園、保育所など計約1800施設に絵本を1冊ずつ寄贈する。
同シリーズは絵をイラストレーター中井令さん(51)=札幌市=、文を絵本作家けーたろうさん(42)=石狩市=が担当し、2005年に第1作を出版。札幌の「まるやま」に住むマールが毎回、動物園や科学館など市内の実在の施設を探訪、ご当地絵本としても親しまれている。
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第9作に当たる「たのしいオーケストラ」は、マールが札幌コンサートホール・キタラ(中央区)を訪れ、仲間のおばけにマナーを教わりながら初めての演奏会を楽しむ。キタラの内部を細部まで忠実に表現したほか、約80人の団員一人一人の顔をそっくりに描いた演奏シーンが目を引く。
団員の似顔絵について中井さんは「写真資料を基にしたが、実際に何回も演奏会に行ったのが役に立った」。もともと札響ファンのけーたろうさんは「クラシックは敷居が高いと思われており、それを払拭(ふっしょく)できれば」と話している。
A4変型判、24ページ、税抜き1200円。道内の書店やキタラで扱う。問い合わせは中西出版(電)011-785-0737へ。(石井昇)
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