美唄でイベント「お絵かき水族館」 来場者の描いた魚が泳ぎだす 3月31日まで

美唄で始まった「お絵かき水族館」

美唄で始まった「お絵かき水族館」

【美唄】国内外で高い評価を得ているデジタルアート制作集団「チームラボ」(東京)のイベント「お絵かき水族館」が2日、市郷土史料館(西2南1)で始まった。同社に市内出身の遠藤香さん(42)がいる縁で、空知管内で初めて実現した。

チームラボは最新技術を活用したアート作品の制作やイベント、空間デザインなどを手がけ、米国やオーストラリアの公立美術館にも作品が展示されている。中でも人気のお絵かき水族館は、来場者が描いた魚の絵を専用の機械で取り込むと、スクリーン上の大水槽の中を泳ぎだす仕掛けだ。

開催は札幌など都市部が多く、人口2万人規模の自治体では初めて。高さ3メートル以上のスクリーンが設置できるなど開催に適した場所を探し、地元農協の倉庫や体育館など10カ所以上を検討したという。

この日の開幕セレモニーには板東知文市長や遠藤さんら約20人が出席。親子連れなどが続々と訪れ、虹色のタコやサメなどを泳がせていた。母親と訪れた鎌塚進吉君(3)は「僕の描いたカメが泳いでるよ」と跳びはねながら、魚を追いかけていた。

市民は入場無料。市外の高校生以上は500円。インターネット(https://coubic.com/teamlab-bibai/506068)で事前予約が必要。

31日までの午前9時~午後5時で月、火休館。(斉藤千絵)

(2022年3月3日 北海道新聞朝刊掲載記事)

この記事に関連するタグ

Ranking

  • すべて
  • ニュース
2024
4/18
THU

Area

北海道外

その他