おもちゃの不具合「診断」 北見工高生、画面通し修理受け付け

画面越しに市民からおもちゃの不具合を聞き取る北見工業高ものづくり研究部の生徒

北見工業高の「ものづくり研究部」(部員13人)は26日、市民の玩具を無料で修理する活動「北工トイクリニック」として、不具合のあるおもちゃなどの修理を、JR北見駅横のまちきた大通ビル・パラボで受け付けた。

学校の魅力や物作りの楽しさを伝えるために毎年開催。7回目の今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、生徒は自宅にいたままテレビ会議システムを使い、パラボを訪れた市民から玩具の不具合を聞き取って「診断」。修理が必要な物は置いていってもらい、後日学校で直してから市民に手渡す形とした。

親子連れなど14組が、動かなくなった仮面ライダーのベルトなど22点を持ち込んだ。おもちゃの消防車の修理を頼んだ市内の女性(45)は「自分で直すのは難しく、大変助かる」と感謝。2年の本田裕次郎さん(17)は「市民の方が大切にしてきたおもちゃなので、丁寧に作業して元通りに直したい」と話した。(古市優伍)

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