屋外レジャー施設 にぎわい再び 来場者数 昨年度上回る 士別

父母に伴われ、補助具につかまりながらスケートを楽しむ子ども=16日、つくもスケートリンク

【士別】つくも水郷公園など市内の冬のレジャー施設が今月、相次いでオープン。コロナ禍で客足が遠のいた昨年度に比べにぎわいを取り戻しつつある。スケートリンクやそり用の滑り台は、来場者が昨年度を大きく上回り、今季初めて設置された雪上パークゴルフ場も人気だ。

同公園は、滑り台が5日、スケート場は8日、パークゴルフ場は11日に開設。市スポーツ協会によると、第3日曜日(本年度は16日、昨年度は17日)までの利用者数では、滑り台は延べ348人で47%増え、スケート場も同290人で26%増えた。家族層などの利用を想定したスケート場は、初心者向けに、学校用机の骨組みを利用した補助具を貸し出している。補助具を両手にこの冬初めてスケートに挑戦した市内の保育園児矢代依千華(いちか)ちゃん(4)は「とても楽しい」と笑顔を見せた。パークゴルフ場(9ホール)は、6日間で同109人に達する人気ぶりだ。

アップダウンのある雪原のコースをスノーモービルで走る親子=16日、士別同友会カントリークラブ

アップダウンのある雪原のコースをスノーモービルで走る親子=16日、士別同友会カントリークラブ

一方、土日祝にゴルフ場でスノーモービルを楽しめる市の事業「スノーモビルランドイン士別」は、士別同友会カントリークラブに、8日開設。初日から3日間は例年、小学生以下無料などの優待をしているが、8~10日は計411人が来場、昨年度比38%増と好調だった。通常料金となった15、16日は計24人にとどまったが、市観光係は「前週の反動と、その後に全国で流行が拡大した新型コロナウイルスのオミクロン株の影響が考えられる。アルコールボトル設置など感染対策を継続し、客足の回復に期待したい」としている。(大口弘明)

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