雪上ドリフト楽しんで 岩見沢に体験施設、27日オープン

岩見沢ドリフトパークを開設する中川社長(中央)とスタッフ

岩見沢ドリフトパークを開設する中川社長(中央)とスタッフ

【岩見沢】雪上で車輪を滑らせるドリフト走行を楽しめる「岩見沢ドリフトパーク」が27日、市内上幌向町567の国道12号沿いにオープンする。冬季限定で来年度以降も継続し、家族連れにも楽しんでもらう。

親子運転OK、海外客にも照準

運営するのは市内の経営者らでつくる共同会社「遊・誘北海道」。昨年秋から構想を温め、今月上旬に法人化した。中川勇一社長(43)=建設業=は「豪雪を生かし、冬の岩見沢を盛り上げたかった」と話す。

農機具販売会社などが所有する約3万2千平方メートルの空き地を借り、ヘアピンを設けた周回約800メートルのコースを整備。四輪駆動と後輪駆動の乗用車計5台を導入した。コース3周の料金はレンタル車が3千円、自分の車だと800円。スノーモービルや雪上ボート体験などを行うほか、年明けには子どもがチューブやそり滑りを楽しめる雪山も整備する。

空知総合振興局によると、雪上ドリフト走行の体験施設は管内では珍しい。江別市には昨年1月、同様の体験施設が設けられ、アジアを中心とした外国人客を呼び込んでいる。中川社長は「運転免許は不要で、保護者と同乗なら子供も運転できる。まずは地元客を呼び込み、来年度以降はインバウンド(訪日外国人客)を増やしたい」と意気込む。

27日午前に関係者向けのオープニングイベントを実施。午後1時から一般開放し、無料でレンタル車の走行を体験してもらう。天候や積雪状況で延期することもある。

今季の営業は来年3月中旬までの午前10時半~午後4時半。事前予約が必要。団体は札幌まで無料送迎する。問い合わせは同社(電)080・4150・8181へ。(川口浩平)

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